2.糸コスト
糸コストは、綿花を糸状に撚る際にに発生するコストになります。
(綿花を紡績業に依頼し糸状になります)
撚った糸は、撚糸(ねんし)と呼ばれ、皆さんが目にするミシン糸のような状態になります。
同じ糸番手で依頼をしても、紡績機や機械の糸調子によってその品質が変わります。
糸をキツく撚るのは簡単ですが、柔らかくふわっと撚るほど難しくなります。
3.編み立てコスト
撚糸を生地に編み立てる工程に必要なコスト
撚糸を含め紡績業者に依頼します。編み立てた生地は種類によって生地幅が違いますので、1メートル単位でも面積が異なります。
したがって、1メートル単位で生産できる数量も変わりますので、この際に服のパターンと照らし合わせる事により
コストに大きく左右される、生地の用尺計算が可能になります。
4.生地 染色 コスト
生地にはブラックやホワイトなど色目があります。
染色には、先染めと生地染め製品染めなどがあり、
糸から染める場合を先染めと言います。先染めの場合は2.糸コストに染色コストがプラスされます。
(化学繊維は主に糸から染める)
生地染めは、主に天然繊維でストックされた生地を染める工程になります。
製品染めはオーバーダイと言われ、完成した商品を染色する方法です。
5.縫製コスト
縫製工場で商品を縫製するコストです。
縫製は、縫製するパーツによってコストが変わり、パーツが多ければ多いほど縫製コストは上がります。
例えば、Tシャツは縫製箇所が少なく、パーカーなどパーツ(フード)が増えればそれだけ縫製コストが上がります。
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