生産ロット ミニマム とは?

国内、海外での生産には「ミニマム」が存在します。本コンテンツは、ミニマムロットの意味と役割について解説します。
ミニマムとは、工場がオーダーを引き受けてくれる、最小の生産数量として認識しても問題無いかと思います。
生産者はなぜミニマムを設けているのか?
理由は様々ございますが、一例として掲載させて頂きます。
工場がミニマムを設ける理由
工場は自社の設備や規模、経費、などによって商品のコストが異なります。
例えば、Tシャツを作る場合、綿の栽培、糸の生産、生地の生産、編み立て、染色、裁断、縫製、のような工程があり
皆さんがオーダーする工程は、染色、裁断、縫製もしくは 裁断、縫製の工場になります。
染色には、染色釜というものがあり、Tシャツにして約800枚〜が一度に染められ
この釜を稼働するコストは1枚でも1200枚でもほぼ同じ経費がかかります。
1度の稼働経費が固定されている工程がある以上は
少ないほど1枚あたりのコストが高く、多いほどコストが安くなります。
オーダーする方も、ある程度の知識が無いと門前払されてしまいますね。
ミニマム コスト 利益 の関係
工場から生産をロットを聞いて、「多いなぁ。。」
と思った方も多いのでは無いでしょうか?そもそも生産ロット(ミニマム)はどのように定義されているのか?は
先にも記載させていただいた通り、機械には一度に作業が可能な数量があるからですが、そもそもは数量の問題ではなく
コストと利益 の関係です。
工場にも勿論生産コストがあります。利益を出さずに会社を運営する方が無能
従って工場側は欲しい利益の為にミニマムを設けます。
ミニマム以下の仕事は、どうしてもやりたい仕事ではなく、利益が出ない仕事を優先して真剣に取り組む会社はまず存在しないでしょう。
ミニマムが少ない会社がある?
工場からのミニマムは基本、多いです。
ではなぜミニマムが少ない会社が存在しているのか?
それは単純に生産工場と付き合い、またオーダーを薄める事でミニマムの調整をしています。
中間業と言うと聞こえは悪いですが、生産メーカーや商社などは工場の生産コントロールをすることが仕事の1つ。
中間手数料を支払ってもミニマムの少ないロットで生産、また生産コントロールや、商品やお金の保証を押し付けたい方もいるのではないでしょうか?
アパレルに関わらず、小さな規模のオーダーが、大手と同じようなコストで生産されることは絶対に有りえません。
中間業社は、多くの情報を持っており少ないオーダーでも割安に生産できる方法も知っている有能なエージェントもいます。
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