3.副資材仕様書 (ブランドラベル 下げ札)
服の衿ネームや、品質表示ラベル、下げ札、値札、などの作成資料と取り付け資料になります。
慣れた工場なら別ですが原則、わかりやすいように1デザイン1枚の資料に纏めましょう。そんな事をしなくても良いと思うかもしれませんが、資料に対して無駄な質問がある事自体が大きなロスです。
4.パッキング指示書 (たたみ ケース指示)
衣類の梱包(仕上げ)の資料になります。OPP袋のサイズ、衣類のたたみ方の指示、1ケース辺りの入り数などの資料になります。
5.契約書
生産商品の価格、納期、など合意に至った場合は、双方で契約書を交わします。契約書の内容は基本英語ですが、読めない程の内容では無いのでしっかり確認してサインします。
3.工場に依頼
1.サンプル確認
無料でサンプルを作ってもらえる工場もありますが、基本的にはお金のかかる事です。
商品によりますが、日本では1着8000円程度から〜数万円。海外では100USD/1pcs前後の費用が必要です。
生産が前提であれば、サンプル代金は生産代金に含まれて計算されている場合があります。サンプル代金については、あらかじめ工場と確認をし進行しましょう。
サンプルが無料だと勘違いしている行動や態度は、生産側からオーダーを断られたり、今後の縁を切られる事もあります。
法人であろうが、個人であろうが、オーダーする方は消費者ではなく生産者です。相手の立場になって物事を考えられる一般的な思考と配慮を持ち、リスクや経費を相手に押し付けるのではなく、仕事はお互いモラルを持って取り組むことをお勧めします。
オーダーするほうが偉いと勘違いしているオーナーがもし、当ブログを閲覧しておられましたら私には関わらないでください。人生を無駄にしたくありませんので。
交渉が脅迫まがいに出来た時代は、もう既に終焉しています。
2.本生産
サンプル確認コメントと仕様書に沿った内容で、工場側は本生産に入ります。
サンプルに修正が無かったとしても、念のために本生産サンプルとして再度サンプルを手配します。(修正がある場合は必ず手配してください)
生産に入れば、修正などは出来ないと考えましょう。本生産サンプルで縫製やデザインが違う場合、1stサンプル(初回サンプル)と見比べ、本生産サンプルの方が間違いであれば、工場に指摘し早急に修正を行います。
3.納品
指定した納品場所に出来上がった商品を発送します。海外からの荷物の場合は受け取り時に関税、消費税の支払いがあります。OCSさんなどは関税を立て替えて頂いている場合もあります。
販売
マーケットに商品を流通させます。
以上が一般的な生産から販売までの工程になります。服作りの順序と段取り 企画 生産 販売
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