アパレル 衣料品 国内生産 海外生産 どっちが得なの?
日本の衣料品は、その殆どが海外生産です。日本の縫製工場は殆どが廃業され現在となっては、岡山のデニム縫製工場
栃木のレザー縫製工場 兵庫の鞄工場などは皆様も耳にした事があるのではないでしょうか?実際のところ、衣料品の海外生産と国内生産はどの程度が分岐点で得なのか?また国内、海外ではどのような商品のオーダーをすれば良いのかを解説します。
海外生産と国内生産の分岐点
アパレル 衣料品 といっても種類が多すぎますので、一番簡単なTシャツやパーカーのアイテムから分岐点を説明させて頂きます。
私の経験からですと、Tシャツで300枚生産した場合、海外の方が安い。それ以下だと国内生産でもそれほど変わらないイメージがあります。
現在、中国では多くの工場が小ロット生産の対応を行っています。
Tシャツやスウェットなどのカットソーは勿論、セーターなどのOEMも小ロットで生産が可能で有名どころでは、ユニバーサルスタジオジャパンのOEMなどは、中国で小ロット生産をし行っています。
その生産数量も上記の数量程度(300枚〜)のようです。
1.国内生産に向いているオーダー
国内生産で実際に縫製されている商品は、とても少ないです。
主に百貨店に納品する商品が多く、生地も商社の反物から仕入れをし縫製するケースが多く見受けられます。
この辺りの商品の生産は、少しハードルが高いでしょう。では、日本国内で生産をする場合にはどの様な内容が適しているのか?
それは、2次加工商品になります。
皆様が、ご存知のアパレルブランドの中には、ブランド側は隠したい内容だと思いますが、有名ブランドも国内で2次加工生産をし、
織りネームを付け替えて販売しています。無地のボディーを購入し、プリントをし、ブランドネームを付け替える。国内生産のオーダーは、上記の内容がほとんどです。
2.海外生産に向いているオーダー
日本でオーダーする場合、プリント工場、刺繍工場、縫製工場、などが1箇所で行える工場は少なく、
プリントも刺繍も可能だと記載している会社でも、実際は他社で加工している事が殆どです。商品の加工工程が多ければ、その分生産コストも納期も長くなります。
故に、海外にオーダーする内容は、刺繍やプリントなどの工程が多いデザインの生産を300枚程度オーダーすればコスト面のメリットが出ます。
普通のプリントTシャツであれば、日本国内の2次加工で十分でしょう。
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